中心温が41.5℃を超えると、細胞の蛋白質が変性し始めると言われています(救急診療指針より)。
これは、生卵がゆで卵になるようなものです。一度ゆで卵になってしまうと、救命は非常に難しくなります。
外来で41℃の患者さんを見た場合、急いで冷却を開始しましょう。間違っても、カロナールの内服だけを処方して帰宅させるのは適切ではありません。
私の経験では、冷えた細胞外液の補液、アセリオの静脈注射、そして患者の同意が得られれば経過観察のために入院を勧めます。
目標は体温を38℃まで下げることです。また、肛門に体温計を挿入して中心温を測定することも忘れないようにしましょう。
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