種子島での生活では、EM AllianceとPCLS/PCCが私の医療知識の向上に非常に役立ちました。
EM Allianceは救急医療に特化したメーリングリストです。特に西伊豆病院の仲田先生が送ってくださる最新の論文の総説が役に立ちました。これにより、最新の治療や診断法について常に情報を得ることができ、日々の診療に直接役立てることができました。私のデスクにはDr.仲田ファイルがありました。また、他のメンバーも経験や知識を積極的に共有し合い、議論や情報交換が行われていました。
一方、PCLS/PCCは総合診療をテーマにしたズーム勉強会でした。様々な先生方が様々なテーマについて講義を行い、その後に質疑応答やディスカッションが行われました。この勉強会では、専門的な知識や技術だけでなく、総合診療医としてのスキルやアプローチについても学ぶことができました。また、録画視聴可能であり、早送りもできるため、自分の都合に合わせて後から気になるテーマの講義を振り返ることができました。
種子島のような離島や僻地では、医療の最前線でありながらも限られたリソースや情報に頼らざるを得ません。そのため、定期的な知識のアップデートが不可欠です。新しい情報や技術が導入されるたびに、自らの医療サービスの質を向上させるために積極的に学び続ける姿勢が求められます。