とにかく今は何でもエコーの時代
エコーは聴診器に代わる重要な診断手段であり、その多機能性や非侵襲性から、医師にとって欠かせないものとなっています。
私の経験から言えば、1人の医師につき1台以上のエコーが必要だと考えます。
なぜなら、患者の診察や疾患の診断において、エコーは非常に有用であり、複数の医師が同時に利用することも少なくありません。
事務や上司の理解をもらってぜひ買ってもらいましょう。
整形疾患こそエコー
私は整形外科の疾患を診ることが多かったため、特にその領域でエコーの重要性を感じています。
肩・膝・肘などの痛みなどの症状がある患者に対しては、まず手で触診を行い、その後エコーを使用して疼痛部位を詳細に診察していました。
レントゲンは骨の状態を把握するのに役立ちますが、エコーを使うことで軟部組織や神経の状態まで確認できます。
これにより、より正確な診断と適切な治療計画を立てることが可能となります。